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2007年 03月 16日
県内でHIV(エイズウイルス)感染者、AIDS(エイズ)患者が増加する中、感染経路として近年、同性間の性行為の占める割合が増えている。県内のHIV抗体検査数の約半分を占める県中央保健所では、検査を受けた男性の15%が、男性と性交経験があった。県は同性愛者らを対象にHIVに関する知識やコンドームをつけるなどの予防啓発を行っている。 県健康増進課のまとめによると、県内の感染経路の約85%は性行為。二〇〇三年までは「異性間」が「同性間」より多かったが、昨年初めて「異性間」二人に対し「同性間」九人と逆転。今年九月末では、新たな感染・患者報告十二人のうち異性間は一人だけで、あとは全員、同性間によるものだった。 県は今年四月からHIV抗体検査の結果が一日で分かる「即日検査」を週に一度、県内六つの保健所で導入。今年十月までに検査を受けた人は千五十二人で、前年同期の約一・五倍に増加、そのうち即日検査が五百九十五人と半分を占めた。 県中央保健所で今年四月から八月までに検査を受けたのは三百六十八人(男性二百三十七人、女性百二十八人、未回答三人)。性交時にコンドームを「必ず使う」のは男性約49%と半分以下、女性は三割にも満たず、性感染症に対する意識が低いことも明らかになった。 県内のHIV感染者、AIDS患者は、今年一月から九月まで十二人の届け出があり、昨年の年間十四人に迫る過去最多ペースで増えている。 HIV抗体検査は各保健所で匿名・無料で受けられる。 なくそう差別・偏見/県がPR 国連が提唱する世界エイズデーの一日、県は「世界エイズデーおきなわ」の街頭キャンペーンを那覇市のパレットくもじ前で開催した。 パンフレットやコンドームの街頭配布、ミュージシャンのライブを通し、エイズの蔓延防止と患者や感染者への差別・偏見の解消を呼び掛けた。 三日にも北谷町の美浜カーニバルパーク前で若者を対象としたイベントを開催する。 県によると、感染者・患者は二十、三十代で増加傾向だが、検査段階で発病前の発覚が増えている。 担当者は「前々年度の検査件数は約千件だが本年度は千八百件に達するペース。メッセージは届いていると確信している」と話している。 沖縄タイムス 2007年 01月 16日
療養型施設に入ることを拒まれるエイズウイルス(HIV)感染者やエイズ患者。そのために短期間で病院を転々としたり、発症した夫を感染者の妻が自宅でやむなく介護したりする例も。根強い偏見や家族の孤立などエイズ特有の事情を考慮し、国が受け入れ体制を整備するべきだと、専門家は訴えている。 ▽転院 「転院の時期が近づくと不安になる。『次に行く病院はあるのか』と」。関西地方の病院に入院するエイズ患者の男性の妻は訴えた。 三十代の夫が発症したのは約十年前。微熱が続いてろれつが回らず、エイズ症状の一つ「進行性多巣性白質脳症(PML)」と診断された。命は取り留めたが脳障害が残り、寝たきりの生活。「現状を知っているのは、身内一人だけです」 一般病床への入院は診療報酬上の制約があり、三カ月程度が限度だ。幼い子供のいる自宅では介護できず、入所できる施設もない。やむなく三カ月ごとに転院を繰り返す。これまで全国の十カ所近い病院に入院した。 この妻らHIV感染者と家族の相談に乗っている国立病院機構大阪医療センターのコーディネーター織田幸子さんは「病名を言うと大半の施設から『うちは無理』と断られる。受け入れ先はゼロに近い」と嘆く。 ▽命綱 エイズは命をつなぐ治療法が進歩した一方、病状が安定しても脳障害や半身まひなどが残り、介護が必要で長期入院する患者はじわじわと増えている。小西加保留・関西学院大教授(社会福祉学)が二〇〇四年、全国のエイズ拠点病院を対象に行った調査では、五十二病院からそうした患者の事例が計百三十一例報告された。 受け入れ先が見つからない、一人暮らしで介護体制が整わない、などの理由が多かった。 一方、在宅で介護するのも容易ではない。 関西地方の公営住宅の一室。十年近く、PML患者の夫の排せつや食事の世話を続ける妻は、自身もHIV感染者だ。受け入れてくれる介護施設は見つからず、入浴介助のヘルパーが見つかるまでに十社近い派遣会社から断られた。 朝昼晩、夫婦で一緒に飲む「命綱」の薬。自らの発症におびえる妻は最近、長女に「疲れた。お父さんに薬を飲ませるのをやめてしまいそう」と漏らすようになった。「抗HIV薬が憎い。これがなければ、長く苦しい思いをしなくて済んだのに」。長女はこんな言葉すら口にした。 ▽対策 小西教授らは、病気への偏見や施設側の負担となる高い薬代、家族関係の悪化など、HIV特有の事情があるとして「診療報酬上の配慮や在宅支援サービスの充実など、特別な施策が必要」と指摘。昨年十月、厚生労働省に体制整備を求める要望書を出した。 同省は今年八月末にまとめた来年度予算の概算要求にエイズ対策費として本年度より一億円多い九十億円を盛り込んだが、検査体制の充実やエイズ拠点病院の再構築など「入り口の医療」がまだ優先課題だ。 国内で新たに報告されるHIV感染者とエイズ患者は年間計千人以上。多くは二十―四十代だが、高齢化は進む。 大阪HIV薬害訴訟原告団の花井十伍代表は「この状態ではHIV感染者は早く死ねと言われているような気分で、安心して老いられない。国が対策を急いでほしい」と話している。 東奥日報 2006年 11月 05日
久しくニュースにならなかったエイズ(HIV)感染だが、日本国内で密かに拡大していることが分かった。先進国の中で増え続けているのは日本だけというから気をつけた方がいい。
日本のエイズ患者・感染者は04年に1万人を超えたが、99年からは年間1000人前後、10%ずつ増えている。専門家によると、潜伏期間が5年から10年なので、「本人が自覚していない感染者は3万人」という指摘もある。それを裏付けたのが1日、厚生労働省がまとめた報告だ。 今年、街頭などで献血した人のエイズ感染率が過去最高になることが確実になった。怖い話だ。 「以前は、エイズ感染に不安のある人が、検査を目的に献血していた例が多い。それでも100万人あたりの感染者は2人か3人の割合だった。その後、保健所が検査に乗り出したり、献血では陽性、陰性の検査結果を教えないようにしたことから、検査目的で献血する人はぐっと減っている。それなのに、今年の9月までの集計では100万人あたりの感染者が20人と過去最高だから、深刻なのです」(厚労省関係者) エイズ研究の第一人者である熊本大医学部教授の満屋裕明氏は「そろそろ知り合いの中に、感染・発症者が出てくるころである」と警告している。 “アブナイ遊び”には近寄らないことだ。 2006年 11月 03日
献血された血液のエイズウイルス(HIV)検査で、昨年17年ぶりに減少した陽性率が、今年上半期に増加に転じ過去最高となったことが、厚生労働省のまとめでわかった。
31日に開かれた同省薬事・食品衛生審議会血液事業部会で報告された。同省血液対策課は「感染を知らずに献血した人が増加しているのではないか。医療機関などでの検査体制を充実させる必要がある」としている。 上半期の献血件数約248万件のうち、HIVが検出されたのは48件(うち女性3件)。10万件当たりの陽性率は1・935で、昨年1年間の1・466を大きく上回った。 (読売新聞) 2005年 10月 10日
ハリケーンによる被災で、ニューオーリンズ近郊から避難したエイズウイルス(HIV)感染者やエイズ患者の処遇が大きな問題となり始めている。患者らへのケアを担う行政窓口が活動停止に追い込まれたことなどで処方薬の入手が困難となっていることが背景にある。支援者は「放置すれば命にかかわる」と懸念を示している。
(毎日新聞) - 10月3日10時25分更新 2005年 10月 10日
中国ではここ数年、漢方によるエイズウイルス予防・治療の研究が急速に進展している。知的財産権を取得した世界初の抗エイズウイルス漢方製剤「復方SH」がこのほど、タイでの販売許可を取得。さらに数種類の漢方薬が臨床試験段階に入っている。
中国中医研究院エイズ漢方予防治療センターの危剣安常務副主任は、エイズ対策に関するシンポジウムで「中国は1980年代から、タンザニアとの協力で漢方によるエイズ対策研究を進めており、(現地の)漢方エイズ対策基地では、患者の5年死亡率が36%から20%まで低下した。国内では2004年、漢方によるエイズ無償治療プロジェクトを5省で開始し、今年は対象地を11省に拡大した」と述べた。 「復方SH」は中国科学院(科学アカデミー)昆明植物研究所が開発したもので、100%天然成分で作られた製剤だ。厳しい臨床テストの結果、服用したヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染者やエイズ患者の体内で、エイズウイルスの増殖が抑えられることが実証された。数種類の薬を併用する「カクテル療法」にのようなマルチターゲット効果があり、「中国式カクテル療法」とも呼ばれる。現在、第3期臨床テストがすでに終了し、タイでの販売許可を取得した。(編集KS) 「人民網日本語版」2005年9月28日 2005年 09月 11日
HIV(エイズウイルス)に感染した人ががんの末期症状になり、緩和ケア病棟(ホスピス)への入院を希望しても、48%の施設は感染を理由に「受け入れは困難」と考えていることが八日、国立病院機構東京病院の永井英明緩和ケア病棟医長の調査で分かった。
国内で報告されたHIV感染者とエイズ患者の累計は一万人を突破。発症を抑える治療法は進んだが、「安らかな最期」を迎えられる体制は整っていない現状が浮かんだ。 調査は一-二月、全国の百三十九施設に実施し、九十八施設が回答。七月の日本緩和医療学会で報告された。 余命半年以内と診断されたがん患者がHIV感染者だった場合、受け入れ可能としたのは52%。残りは「受け入れは困難」とし、理由は「経験がない」「体制が整っていない」などだった。 一方、回復の見込みがないエイズ末期の患者から入院の申し込みを受けたことがあるのは、全体の17%に当たる十七施設で、そのうち受け入れたのは五施設だけだった。 永井医長は「スタッフ研修などでHIV診療への不安を取り除き、全国で緩和ケアが受けられる体制の整備が必要だ」と話している。 (産経新聞) 2005年 09月 11日
厚生労働省エイズ動向委員会は12日、4月からの約3カ月間に報告されたエイズウイルス(HIV)の新規感染者は171人(男性160人、女性11人)で、昨年の同期間(199人)や、1月からの3カ月間(207人)に比べ減ったと発表した。しかし、同委員会は「3カ月という短い期間では、横ばいだとか減少だとか判断できない。全体として増加傾向は続いている」としている。
新たに発症した患者は89人だった。 感染経路別でみると、新規感染者では同性間性的接触が113人で、うち107人が日本国籍の男性だった。異性間性的接触は35人だった。その他や不明は23人。年齢は20-30代が7割超を占めた。 (共同通信) 2005年 08月 13日
厚生労働省エイズ動向委員会は12日、4月からの約3カ月間に報告されたエイズウイルス(HIV)の新規感染者は171人(男性160人、女性11人)で、昨年の同期間(199人)や、1月からの3カ月間(207人)に比べ減ったと発表した。しかし、同委員会は「3カ月という短い期間では、横ばいだとか減少だとか判断できない。全体として増加傾向は続いている」としている。 新たに発症した患者は89人だった。 感染経路別でみると、新規感染者では同性間性的接触が113人で、うち107人が日本国籍の男性だった。異性間性的接触は35人だった。その他や不明は23人。年齢は20-30代が7割超を占めた。 (共同通信) - 8月12日18時45分更新 2005年 07月 03日
急速に感染者が増える傾向にある中国のエイズは、インドシナ各国と中国国内を結ぶ交易拠点・雲南省を“拠点”とした薬物密売ルートと重なる形で感染を広げている可能性の高いことが、日本の国立感染症研究所チームによるエイズウイルス(HIV)の遺伝子分析でわかった。
神戸市で開催中のアジア・太平洋地域エイズ国際会議で4日発表される。 中国で最初のHIV感染の流行が明らかになったのは1989年。雲南省西部で、注射針を使い回す薬物乱用者の間で広まったとされる。その後、中国北西部の新疆ウイグル自治区や、東南部の広西チワン族自治区でも流行が確認され、感染地域が短期間で拡大した。 感染研エイズ研究センターの武部豊室長らは、流行ルート解明のため、雲南省の感染者のHIVの遺伝子型を調べ、中国各地やタイ、インドなど周辺の国々で流行したHIVとの関係を推定した。 その結果、雲南省西部のHIVには、88年からタイで流行した「タイ型」と、インドとタイで流行したHIVが遺伝子組み換えを起こして生まれた「混合型」があることがわかった。 この混合型から新たに生まれたタイプが新疆ウイグル自治区に感染を広げ、やはりこの混合型から生まれた別の新タイプが広西チワン族自治区に感染を広げたことも判明した。 この経路は、タイ、ラオス、ミャンマーの3国にまたがる世界最大級の麻薬生産地「ゴールデン・トライアングル(黄金の三角地帯)」で製造されるヘロインが中国国内に運ばれる密輸ルートと重なる。 国連合同エイズ計画(UNAIDS)によると、中国国内のエイズ感染者の数は84万人に上り、このまま放置すると2010年には、1000万人に膨れあがると見られている。 武部室長は「雲南省とミャンマーは、様々なHIVが存在する『HIVのるつぼ』。新たな流行株が出現し、治療薬が効かない恐れもあり、十分な警戒が必要」と指摘している。
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